経営コラム


AND思考とOR思考

経営資源には限りがあります。

そのため、すべての可能性を試すわけにはいきません。

優先順位をつけて、実行すべき可能性を取捨選択していきます。

判断基準を明確にしながら、最良と思われる一手を選びます。

これは、ORの考え方です。

メリットは、プロセスが明確なことです。

デメリットは、最良と言っても、much betterに過ぎないことです。

実現性を優先するため、どこかで妥協が生まれてしまいます。

 

もう一つの絞り込み方は、条件をどんどんと重ねていく方法です。

ベン図のように、円(条件)を重ねていき、すべての円が重なった部分を採用します。

これは、ANDの考え方です。

メリットは、かなり完成度の高いものになることです。

デメリットは、プロセスが複雑になったり、実行可能性が低くなったりすることです。

理想は追求できますが、形にならない可能性もあります。

 

自社に与えられた時間と、どこまでやり抜くのかのバランスを取りながら、思考法を使い分けることが大切です。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、AND思考とOR思考を、上手く使い分けていますか?

 

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