経営コラム


細かいことに取り組む

イノベーションには、破壊的イノベーションと持続的イノベーションがあります。

破壊的イノベーションとは、これまでのやり方やルールを変えてしまうようなイノベーションです。

持続的イノベーションとは、コツコツと積み重ねた結果、大きな差となるようなイノベーションです。

どちらも、イノベーションを起こすまでに必要なエネルギーは同じです。

それを短期集中型で注ぎ込むか、コツコツと積み重ねていくかの違いです。

 

私も企業の経営革新に取り組むときには、破壊的イノベーションから取り組みます。

前例にとらわれず、目標を達成するために必要なことから着手します。

大きな取り組みのため、得られる結果も大きいです。

こうした取り組みにも限りがあります。

大きな取り組みをやり尽くしたら、後は細かいことの積み重ねになります。

 

私の経験上、細かいことに取り組むには、余裕が必要です。

日々の業務に追われているような状態では、細かいことまで意識が回りません。

大きな取り組みで、会社が安定してくると、細かいところに着手できます。

細かいことも積み重ねれば、大きな結果につながりますので、おろそかにはできません。

特に、競争が激しい環境下では、細かいことが効いてきます。

焦らずじっくりと地道に取り組むことが大切です。

また、近視眼的にならないように、目的をしっかりと意識することも必要です。

目的を見失っては、ただの労力の無駄遣いになってしまいます。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、細かいことに取り組んでいますか?

 

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