経営コラム


論理的思考と柔軟性

論理的思考は、ものごとを整理するのに役立ちます。

フレームワークを活用すれば、抜け漏れや重複を避けることができます。

しかし、現実的には、枠に収まらない事象も多々あります。

そのような事象をいかに上手く処理できるかは、その人の柔軟性にかかってきます。

 

柔軟性のない人は、何が何でも既存の枠に収めようとします。

そのため、事実を捻じ曲げてしまっていても、気が付きません。

更にひどい場合には、意図的に事実を変えてしまいます。

これでは、適切な判断を下すことはできません。

 

既存の枠が使えないのであれば、新たな枠を用意するしかありません。

新たな枠には、2種類あります。

ひとつは、まったく新しい枠を作り上げることです。

経営革新は、このときに起こります。

 

もうひとつは、既存の枠を拡げることです。

3×3の点を一筆書でつなぐパズルをご存知の方も多いと思います。

このパズルの正解は、ひとます飛び出してつなぐことです。

これは、3×3の枠を4×4の枠に拡張しています。

このように、一回り大きな枠組みで考えることで、解決策が見つかることもあります。

 

不測の事態に直面したときは、無理やり既存の枠に押し込めるのではなく、新たな枠を用意することが必要です。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、論理的かつ柔軟にものごとに対処していますか?

 

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