経営コラム


ビジネスモデルを推測する

競合調査を行うときには、ビジネスモデルを推測します。

ビジネスモデルとは、誰からどのように対価を得ているかということです。

外から入手できる情報には限りがありますが、得られた情報から推測をしていきます。

 

販売促進物は、情報の宝庫です。

特定のターゲットに向けてメッセージが発信されていますので、それを読み解いていきます。

掲載内容を見れば、ターゲットや商品内容が分かります。

商品紹介を見れば、提供価値が分かります。

紹介文などの表現を見れば、顧客とどのような関係性を望んでいるのかが分かります。

このような情報から、相手のビジネスモデルを推測していきます。

 

外から入手できる情報だけでは、実態がつかめないこともあります。

例えば、街に小さな八百屋さんがあるとします。

あまり客数は多くありませんが、長年商売を続けています。

店舗として成り立っているようには思えません。

そのようなときは、別に顧客がいないか考えてみます。

近隣の飲食店に青果を収めることで、収益を上げているのかもしれません。

通信販売がメインかもしれません。

このような仮説を立てながら、さらに情報収集をしていきます。

 

相手のビジネスモデルが分かれば、それに対向する差別的優位性を考えることができます。

日頃から意識的に競合を観察することで、糸口が見えてきます。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、競合のビジネスモデルを推測していますか?

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