経営コラム


上司の背中を見せる

組織において、部下は上司の仕事ぶりをよく見ています。
そして、上司の仕事ぶり以上には、部下は働こうとしないのが一般的です。
上司がサボっているのを見たら、部下もサボります。
上司ががんばっていると、部下もがんばります。
上司の背中を見て、部下も動きます。

このとき、上司はどのような仕事を見せるかが重要です。
必ずしも部下と同じ仕事をする必要はありません。
むしろ、上司の仕事は、部下のそれとは、質が違うものです。
部下の仕事をたくさんしても意味がありません。
上司は、上司の仕事を、きちんとすべきです。

そして、上司の仕事を部下にきちんと見せることが必要です。
私が新卒で入った会社では、部長は朝礼の時にしか顔を見ませんでした。
360度評価で、「部長は部長の仕事をしていますか?」という質問がありましたが、
新入社員の私には、部長の仕事が何か分かりませんでした。
また、役員は職場を巡回していましたが、社員とコミュニケーションを取るわけでもなく、ただ歩いているだけでした。
改善の指示が末端の自分のところまで降りて来なかったので、歩きまわるのが役員の仕事かと疑問に感じていました。
上司は上司として、方向性を示したり、管理をしたりする姿を見せる必要があります。

【本日の質問】
あなたは、部下に背中を見せていますか?


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