経営コラム


ピーク後を考える

導入期→成長期→成熟期→衰退期というプロダクトライフサイクルは有名です。
成熟期から衰退期に差し掛かる頃が、ピークを過ぎる頃になります。
どんな商品であっても、ピークを過ぎると売上は鈍ります。
ここをいかに乗り切るかがポイントです。

ひとつは、ピークを過ぎるまでに参入障壁を築くことです。
ハードやイニシャルコストを安くして、ソフトやランニングコストで稼ぐというビジネスモデルが考えられます。
また、顧客の業務にがっちりと入り込むことができれば、代替コストが高くなり、競合にシェアを奪われにくくなります。

ピークを遅らせるというのも一手です。
ひとつは、ブームで終わらせないように、供給を調整することです。
例えば、妖界ウォッチは今でも入手困難になっています。
人気が出てからそれなりの時間が経っていますので、増産しようと思えばできるはずです。
それでも、あえて入手困難にしておくことで、人気の維持を狙っているものと考えられます。

もう一つは、常にブラッシュアップを続けることです。
改良を重ねて、前よりも良い物を提供し続けます。
例えば、コンビニの定番商品の中には、10回以上リニューアルを繰り返しているものもあります。

一過性のブームで終わらせてしまうと、投資コストが回収できない恐れがあります。
需給バランスを上手くコントロールして、利益を生み出していくことが大切です。

【本日の質問】
あなたの会社では、ピーク後を考えていますか?


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