経営コラム


環境を変えると見えることがある

人の優れた能力のひとつに、環境適応能力があります。
新しい環境に出会ったときに、そこのルールを理解して、そこで生き残れるように行動を変えていきます。
適応した結果、当初感じていた違和感はなくなり、すべてが当たり前になります。
しかし、変革という視点から見ると、これには危険性もあります。

すべてが当たり前のルーティンにになってしまうと、そこに問題があっても気づきにくくなります。
ガラパゴス化と言われますが、気がついたら時流に取り残されてしまう可能性があります。
また、当たり前すぎて、自分たちのコアに気がつかない可能性もあります。

こうしたマンネリを打破する方法としては、擬似的に環境を変えることがあります。
例えば、ジョブローテーションもその一つです。
配属が変わると、既存業務を別の視点から捉えることができます。
他業種交流会などで、他の会社のやり方と比較してみることもできます。
取引先など第三者からの意見を聞く方法もあります。

このような変化から、様々な気づきが生まれます。
大切なことは、その気づきを真摯に受け止めて、対応することです。
「よそ者が分かってないな」とはねのけてしまったのでは、せっかくの変わるチャンスをなくしてしまいます。

常に変化を続けて、進化し続けることが、企業の永続には不可欠です。

【本日の質問】
あなたの会社では、マンネリズムを打破する仕組みがありますか?


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