経営コラム


組織が変わるとき その2

以前、本ブログで組織が変わるときについてご紹介しました。
それは、火がつき始めるまでのプロセスです。
今回は、もう一段変化が進むときについて、ご紹介します。
いわば、火が燃え広がっていく過程です。

一部の人に火がついて活動を続けていくと、その熱が徐々に周りに伝わっていきます。
たとえ上層部がその動きを隠そうとしたり、阻害しようとしたりしても、完全に熱を絶つことはできません。
インフォーマルの交流などを通して、全体に波及していきます。
そうすると、別の部門など他のところでも火がつきます。
一度火がつけば、それを消すことは困難です。

現場が自主的に変わり始めると、組織が熱を帯びてきます。
熱が高まれば高まるほど、これまでのぬるま湯体質にいる人は居心地が悪くなります。
選択肢は、自ら変わるか、組織を抜けるしかありません。
このプロセスを経て、組織にはやる気のある人だけが残ることになります。
現状がぬるま湯体質であればあるほど、変化を起こすまでの熱量が必要です。
変化が起こるまで、諦めずに活動を続けなければなりません。
途中で諦めてしまうと、すぐに元の状態に戻ってしまいます。
変化が先か、諦めるのが先か、根比べです。

組織内で自主的な変化の火がつき、それが全体に広がったとき、組織が大きく変わります。

【本日の質問】
あなたの会社では、自主的な変化の熱が全体に伝わっていますか?


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