『会社の目的は利益じゃない 誰もやらない「いちばん大切なことを大切にする経営」とは』を読みました。
ネッツトヨタ南国株式会社の取り組みを紹介した本です。
メディアなどでも多数紹介されているので、ご存じの方も多いと思います。
私が共感した部分を中心に、私見を交えてご紹介します。
・従業員は乗客ではなく乗組員でなくてはならない
再生支援などをしていて感じることですが、自分の会社の事のはずなのに、どこか他人事といった印象を受ける企業があります。
こうしたところは、まず皆さんの気持ちに火を付けるところから始めます。
反対に、従業員の方が自分の会社のことを本気で考えている会社はすぐに分かります。
会社に入った時の雰囲気が違います。
そうした会社は、結果を出すことができます。
・仕事のやりがいが大事
ブラック企業という言葉が流行っていますが、本当にやりがいのある仕事であれば、時間を気にせず働くものです。
給与や労働時間などの処遇に不満があるというのは、仕事そのものに満足できていないことが多いです。
仕事にやりがいを見出すためには、自分から考えて動けるようにならなければなりません。
・採用に時間をかける
ネッツトヨタ南国株式会社では、採用までに30時間の面談をするそうです。
そうして何度も話をしていくうちに、お互いの相性が分かるそうです。
『ビジョナリー・カンパニー』でも言われていますが、誰をバスに乗せるかは非常に大事なことです。
自社の魅力や思いを訴えて、共感できる人とともに会社は成長してきます。