経営コラム


『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』

高野登著『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』を読みました。
リッツ・カールトンのホスピタリティを中心に、ビジネスに活用できるヒントが散りばめられています。
その中でも、特に面白いと感じた3点を私見とともにご紹介します。

・「自分のものさし」を捨てないと、相手の立場で考えられない
この一文を読んで、目からうろこが落ちました。
たしかに、その通りです。
相手の立場を考えているつもりでも、自分の基準を相手に当てはめていることが多いです。
本当に相手のことを理解しようと思ったら、自分のものさし(先入観)を捨てなければならないと痛感しました。

・自分のリーダーとしての力を信じていないから、従業員を疑ってしまう
自分のことを信じられないから、相手を疑ってしまうというのは、リーダーに限らず当てはまることです。
自分は大丈夫という自信があれば、相手に騙されるかもしれないという不安はなくなります。
自分の力を信じられるだけの日頃の努力が必要です。

・「気遣い」はアンテナ、「気働き」はレーダー
気遣いは状況をいかに敏感にキャッチできるかどうかです。
状況に応じて対応をする、ある意味で、受動的な行為です。
一方の「気働き」は、自分からいろいろな情報を取り込みに行き、捉えた目標に対して積極鉄器に気を働かせる行為です。
「気働き」をするためには、先回りをして相手のことを考えなければなりません。
そして、本当に相手に喜んでもらえる「気働き」を行なうためには、「自分のものさし」を捨てられることが前提になると思います。


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