経営コラム


反応を示す

以前のJR東日本の特急券券売機では、領収書発行ボタンを押しても、
何の反応もなく、「領収書の必要な方はボタンを押してください」というアナウンスが流れ続けていました。
領収書が発行されるか不安だったため、何度もボタンを押し続けていました。
今では、ボタンを押すと色が変わるようになったため、安心して発行を待つことができます。

機械にかぎらず、相手からの反応がないと、人は不安になります。
SNSでは、既読のまま相手から反応がないと、不快に思う人が増えているそうです。
それは、相手に自分のメッセージが伝わっているかどうかわからないからです。
コミュニケーションの目的は様々ですが、基本的には相手との意思疎通が目的です。
双方向のやりとりを期待しているにも関わらず、相手から反応がないと、一方通行になってしまいます。

小さい頃から、呼ばれたら返事をしなさいと言われますが、
声をかけられたら、まずは反応を示すというのは、円滑な人間関係には不可欠です。


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