ショールーミングという言葉があります。
商品を購入する際に、店舗で実物を確認して、ネットで買物をするという購買活動のことを指します。
この購買活動は、ネットの弱点を補うものですが、実店舗にも問題があります。
ネットの弱点は、実物を触れないということです。
写真やスペック等は表示されていますが、それだけでは分からない部分もたくさんあります。
私も先日モバイルプロジェクターの購入を検討していました。
スペックを見てもよくわからないので、店舗で実物を確認することにしました。
すると、モバイルプロジェクターは明るさが足りなく、私の想定していた使い方はできないことが分かりました。
ネットでの商品説明の際には、スペックだけでなく、使用感なども伝えたほうが、消費者には分かりやすいです。
実店舗側の問題は、来店者にその場で購入させることができないということです。
ショールーミングをする人は、安く買いたいと考えているので、ネットには勝てないかもしれません。
しかし、明確なニーズを持って来店していることは確かです。
商品説明などに満足すれば、その場で消費者が購入することも考えられます。
また、今回のモバイルプロジェクターのように、目的の外れた消費者に対して、
的確な提案ができれば、ほかの商品を購入する可能性もあります。
ネットも実店舗も強みを打ち出せなければ、消費者の財布の紐を開くことはできません。