経営コラム


働く動機

働く動機は人それぞれです。
収入を得るために働く人もいれば、やりがいを求めて働く人もいます。
収入の稼ぎ方も、時間単価が高くして短時間労働を目指す人もいれば、長時間労働をしてでも総額を増やすことを目指す人もいます。
やりがいも、自己の成長を求める人もいれば、社会貢献を目指す人、挑戦的な仕事を目指す人もいます。
これらの目的に優劣をつけることはできません。
また、どれか一つということはなく、複数の要因が作用していることが普通です。

私のように独立して自分で仕事をしていれば、自分の動機にあった働き方を比較的自由に選択することができます。
しかし、会社勤めとなるとなかなか働き方を自由に選択することはできません。
そのアンマッチが原因で、離職するケースも多々あります。
これを防ぐためには、会社として評価の仕方を明らかにしておくことです。
評価基準が明らかになれば、従業員の方は自分の希望と会社の基準との間で働き方を調整することができます。
また、入社時点で分かっていれば、採用後のアンマッチの可能性は低くなります。

独立して自分のやりたいことを実現するのも素晴らしいことですが、
組織の力を利用して自分の目的を達成することも素晴らしいことだと思います。

会社と個人それぞれが希望する価値基準を明確にして、お互いに合った環境で働けることが望ましいです。


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