良い接客の要素の一つに、「演技力」は不可欠です。
普段の自分とは違う表情や言葉遣い、イントネーションなど、お客様との関係に応じた適切な対応表現が必要です。
それらを表現するという意味での「演技力」です。
どんなに演技が上手くても、上辺だけの対応ではなんの意味もありません。
根底に「思いやりの心」や「気遣い」がなければ、良い接客とは言えません。
そのような気持ちは、雰囲気や声のトーンとなって現われます。
言葉遣いは丁寧だが、どこか心がこもっていない対応を受けた経験はあるのではないでしょうか。
ロールプレイングはまさに良い接客を演じる訓練です。
実施・評価をする際には、表現の適切さだけでなく、根底に「思いやりの心」があるか、
それがきちんと表されているかどうかを重視することが大切です。