経営コラム


1対多の接客販売について

接客販売は1対1できちんとお客様に情報を伝えることが基本です。
しかし、イベントなど多くのお客様を一度に相手にしなければならないこともあります。
そのようなときには、通常とは異なる技術が求められます。

まず、商品説明を複数のお客様に同時にするようにします。
そのためには、やや大きめの声で、複数のお客様に届くように話します。
(声が大きすぎると、すぐ近くにいるお客様に不快感を与えます。)
アイコンタクトを全員と取るようにし、相手に訴えていることを伝えます。

そして、購買意欲を示したお客様を見つけたら、その人に集中します。
(発見するためにも、全員へのアイコンタクトは重要です。)
その際の接客は通常と同じですが、やや手短にします。
一般的な情報は全員に対して伝え、1対1の接客なったら、特にその人にアピールしたいことを伝えます。
言い方が悪いですが、効率よく「捌く」ことが求められます。

話がずれますが、イベントなどの際にはメンバーの役割分担も必要です。
複数展開するのであれば、それぞれの持ち場を決めることは当然ですが、
導線が複数ある場合にも、誰がどの方向を担当するのかまで、決定しなければなりません。
また、通常業務も当然ありますので、イベント担当者と通常業務担当者も分けなければなりません。
各人がそれぞれの責任を果たすことで、チームワークを発揮することができます。

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