一口に商品といっても、様々な役割があります。
扱う側から見れば、利益の取れる商品もあれば、集客に役立つ商品もあります。
新商品や定番品、季節商品といった分け方もできます。
売れ筋なのか死に筋なのか見せ玉なのかも考えなければなりません。
そして、最も大切なことは、売場全体としてどのような商品構成にするかです。

お客様を呼ぶために赤字覚悟の特売品を用意したとします。
それで、集客は増えますが、それだけでは利益につながりません。
他に何を購入してもらえれば、利益につながるでしょうか。

売れ筋定番品を多くすれば、安定した売上を期待できます。
しかし、頻繁に来るお客様からすると、変わり映えのしないつまらないお店になってしまいます。
一定の商品は演出に使うのも一手です。

それぞれの商品にどのような役割を期待するか、どの商品でどれだけの利益を確保するかを考え、
売場全体としての売上や価値提供を考えなければなりません。
それを考えるためには、商品マトリックスを作成するのが分かりやすいです。
マトリックスを埋めていくことで、全体を俯瞰することができます。