経営コンサルティングを行う際に、私は王道を採用することが多いです。
王道とは、長い時間の中で試行錯誤を繰り返した中で生き残った理論のため、汎用性が高いです。
成功確率が高い手段を、プロの経営コンサルタントとしてはおすすめします。
もちろん、新しい理論も常に確認しています。
しかし、それらは既存の理論の一部を誇張したり、ある条件下でうまくいったものを一般化しようとしたりするものが多いです。
そのため、特定条件でないと成功すると思われないため、私が採用することはほとんどありません。
状況を打破しようと、次々に新しい理論を試される方もいらっしゃいます。
積極的な姿勢はすばらしいですが、特定条件でないと通用しない方法を試していくには、博打に近いです。
そして、うまくいかないとより過激な手段に出てしまうところも、賭け事に似ています。
ただし、王道も必ず勝てるわけではありません。
経営環境の変化にあわせて、アレンジする必要があります。
その点では、うまくアレンジされた最新理論は有効です。
それよりも、王道は誰もが採用できるため、実行力が結果の差になってしまいます。
日々の鍛錬がなければ、王道はうまくいきません。
窮地に陥っているときなど、早く結果を出したいときには王道はまどろっこしく感じられます。
残念ながら、王道にショートカットはありません。
早く結果を出したいのであれば、腹をくくって本気で取り組んで、実行力を高めることが、唯一の解決策です。
【本日の質問】
あなたの会社では、どのような戦略を採用していますか?