六本木に行ったら、仮装をした小さな子や若い女性がたくさんいました。
調べてみると、ROPPONGI HALLOWEENというイベントでした。
帰りの電車でも、駅でポスターを見かけました。
参加者は、地図を片手に参加店舗を回りながら、お菓子をもらっていました。
さすがは、六本木で、様々なレベルの高い仮装をした人が多かったです。
また、マップなどもおしゃれなものがしっかりと準備されていました。
イベントとしては、収益もあり、普段訪れない人が六本木を訪れて、大成功ではないでしょうか。
一方、参加店舗を見ていると、来店客の割に売上に繋がっていないようでした。
参加者は、お菓子をもらうと、すぐに次のお店に向かっていました。
これは、他の商店街でも見られる「イベント疲れ」の現象と同じです。
イベントが盛り上がっても、個店の売上に繋がりません。
その理由は、大きく2つあります。
一つは、イベントの参加者と通常の購買顧客が異なることです。
例えば、ROPPONGI HALLOWEENでは、みなさん電車に乗って参加してきます。
しかし、普段の買い物は、近場で済ませるのが普通ではないでしょうか。
また、たくさんの子供が参加していましたが、六本木には子供が買うようなものはほとんどありません。
もうひとつは、イベントに合わせた商品展開ができていないことです。
イベントに参加する人に、日用品を販売しようとしても難しいです。
記念になるものやお土産になるようなものを用意しておくべきです。
もしくは、後日再来店を促すようなノベルティでも構いません。
何のためにイベントを行うのかを明確にして、それに合わせた展開が必要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、目的に合わせた販促活動を行っていますか?