経営コラム


OJTの教え方

街中に新入社員と思われる方々があふれています。
これから研修を経て、各職場へと旅立っていくと思われます。
そして、OJTを受けながら成長していくのでしょう。

OJTの教える側の方から、どの程度まで教えていいのか分からないという質問を受けました。
その方は、自分で考えなければ身につかないとのご意見をお持ちでした。
確かに、ただ受け身で話だけ聞いていてもなかなか成長しません。
一方、知らないことは考えても分からないという事実があります。

例えば、数学の方程式の文章題が解けない人がいます。
その人はどこでつまづいているのでしょうか。
文章を読んで、計算式を作ることができないのであれば、計算式に必要な文章中の値に丸を付けてあげれば、自分で解けます。
方程式の解き方が分からないのであれば、解き方から教えなければなりません。
そもそも四則演算ができないのであれば、そこから身に付けなければなりません。

一つずつ解答までのプロセスを一緒に逆戻りして、どこでつまづいているのかを確認します。
そして、その問題点をどのようにすればクリアできるのかを、教える側は考えます。
覚えるまでは、ひたすらドリルをやらせるのも良いです。
一度行った問題の類題を、自分でやらせてみるのも良いです。
教える側と教わる側がしっかりとコミュニケーションを取りながら、さじ加減を調整してください。

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