有楽町の国際フォーラムで行われていた、NIPPON MONO ICHIに行ってきました。
今回も様々な魅力的な作り手の方々が集まっていました。
商品の特徴を熱心に伝える方、作成する際の思い入れを語られる方との交流は非常に楽しいものでした。
こうして直にコミュニケーションを取れるのが、このイベントの魅力です。

その中でも、個人的に気になったところをご紹介します。

小泉製作所
仏具を製作している会社ですが、新しい金属の可能性を求めて、新しい御鈴を生み出しています。
通常の御鈴に比べて音は高いですが、その澄んだ音色には昔ながらの技術が生かされています。
そこに、現代の暮らしに溶け込むデザインが加わり、上質なインテリアになっています。
特に、「きのこ」はカラフルなキノコの形をしたベルで、その調音の精度が素晴らしいです。
疲れたときにそっと鐘の音に耳を澄ます瞬間は、素敵なひとときではないでしょうか。

シロカネ SHIROKANE
高岡にある錫のテーブルウエアブランドです。
ブランドカラーのオレンジは、熱した錫の色を表しているそうです。
錫100%で0.8mmの薄さで作られた、ビアカップは非常に柔らかく、手で曲げることができます。
その様子を見たときには衝撃を受けました。
金属でありながら自分の好みの形に変えられることが、非常に楽しかったです。
また、ビアタンブラーは飲み口を薄くし、ぐい飲みはやや厚くするなど、
味や使い心地にもこだわったモノづくりをされていました。

タネイ
武道用品の総合メーカーです。
柔道着に用いられる刺し子の技術を用いたバッグを製作しています。
バッグは非常に丈夫ですが、柔道着のイメージとは異なり、
柔らかく、軽い仕上がりになっています。
デザインもおしゃれですので、街歩きやショッピングバッグに最適です。