経営コラム


IE手法による作業改善②

〈運搬分析〉
・効率的な運搬方法の導入、レイアウト改善等に役立てます。
・運搬距離を短くできないか検討します。
・活性指数を用いて分析します。

〈経路分析〉
・多品種少量生産の工場において、工程の順序の類似のものに着目します。
・最も代表的な工程順序を選定し、それに合わせた機械配置にします。

〈ライン分析〉
・流れ作業生産方式において、各作業工程の所要時間を計測し、そのバラつきをなくし、効率化を図ります。
・ラインバランス率=各工程の所要時間の合計/{サイクルタイム(またはネック工程の時間)×工程数}
・ダンゴ生産→流れ生産、多台持ち、多工程持ちにより効率化を図ります。

〈日程分析・停滞分析〉
・停滞期間の実績を把握・分析することで、生産期間を短縮し、仕掛品の減少を図ります。
・流動数曲線を用いて分析を行います。

〈作業者工程分析〉
・作業者の歩行や運搬などの移動距離を計測し、レイアウト図に落します。

〈連合工程分析〉
・連携作業において、互いに相手の作業を制約している場合の各々の作業を分析します。
・多台持ちにしたり、連合作業を単独作業にしたりして、効率化を図ります。

〈サーブリック分析〉
・I類(作用・運搬動作)、Ⅱ類(付属動作)、Ⅲ類(非生産動作)に分類します。
・まずⅢ類の除去を考え、Ⅱ類はなくすことを考えます。
・動作経済の原則に基づき改善します。

〈直接時間研究〉
・ストップウォッチは一度動かしたら止めません。
・1つの作業につき、10回程度計測します。
・同じ作業で作業時間にバラつきがあれば、そこを改善します。

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