CONRAN SHOPでGET REALというイベントが行われています。
HPによると、優れたプロダクトの「本物」だけが持つ価値を提案するイベントとのことです。
ヴィンテージ品と現行品があわせて紹介されているのが、面白い試みです。
「本物」には時を超える魅力があります。
それは、フォルムであったり、機能性であったり、色遣いであったり。
デザインに凝縮されたエネルギーが、いつまでも色褪せることなく輝き続けているからだと私は思います。
ヴィンテージ品には、もともとあったエネルギーに加えて、経年変化という新たな美しさが加わっています。
時によってのみ生み出される表現に、思わず息を飲んでしまいます。
そして、”A licensed classic will last for a lifetime. A fake won’t. Why risk it?”というメッセージも強烈です。
ネットショッピングによって、簡単に価格比較ができるようになり、ますます価格思考が強くなっています。
また、ネットでは実際に触れることができないため、エネルギーを感じることが難しいです。
こうした状況に慣れてしまうと、実物を見ても「本物」の良さに気づかなくなってしまいます。
それは、非常に残念なことだと思います。
「本物」に触れる機会を増やし、良い物を正しく評価できる完成を磨く機会を大切にしなければなりません。