コミュニティカフェを作ろうクラスの一環で、戸塚にあるCafe dela Terra(善了寺)を訪問しました。
住職の成田智信様から、運営に至った経緯や現在の活動内容、コミュニティカフェ運営にあたってのアドバイスをいただきました。
成田様がCafe dela Terra(カフェ・デラ・テラ)を始めるきっかけは辻信一氏との出会いだったそうです。
お寺とはもともとコミュニティを形成する場所であり、
今のカフェであったのではないかということが、コンセプトとしてあります。
善了寺では以前からコンサートや映画上映が行われていたそうです。
P・F・ドラッカーは『非営利組織の経営』の中で、NPOの原点は日本の古寺であると言及してます。
現在のストレス社会において、人は他人との関係性を絶つようになってきました。
コミュニケーションとは人と人との関わりであると考え、和を作る場所としてカフェの運営をされているそうです。
それは新しい「公」の再構築でもあるとのことでした。
「NPO=儲けてはいけない」という考えは間違っていると成田様はおっしゃいました。
たしかに持続可能なために、一定の利益は必要です。
NPOを運営するうえで、各イベントを単発で閉じてはいけないと助言されました。
いろいろな事業を関連させ、トータルで収益を成り立たせる仕組みが必要です。
その中には、寄付の文化も含まれています。
「恩送り」という考え方もあります。
これまでの資本主義経済とは異なる考え方で、コミュニティカフェの運営には不可欠かもしれません。