経営コラム


AIに負けない思考力

久しぶりにAIを集中的にいじってみました。

簡単なドキュメントの編集は任せることができそうです。

専用のソフトやアプリを使用しなくても、イメージ画像や動画を作成できるのは便利です。

ただし、作業レベルはAIに任せるとしても、的確な指示を出す部分はまだ人の力が必要だと感じました。

そのためには、自身の思考力を高める必要があります。

(課題設定)

AIが独自に課題を設定することは、できません。

一般的な課題を提示することはできますが、その中で優先順位をつけたり、個別にカスタマイズしたりすることはできません。

それは、情報を整理して、目標設定をすること機能がないからです。

目標設定には、個人や組織の価値観などが反映されます。

明文化された情報だけでなく、状況や思考なども理解しながら、望ましい姿を描く思考力が求められます。

(並行処理)

人の無意識化では、複数の情報を同時に並行処理することができます。

例えば、相手の話す言語情報だけでなく、表情や声のトーン、雰囲気などから、相手の真意を推測することができます。

これは、言語情報以外の視覚情報などを同時にあわせて判断しているからです。

また、複雑な人間関係や個々の特性を考慮しながら、チームとしてバランスを取るといったことも、複数の情報を並行処理しなければできません。

並行処理は、直線的なデジタル思考ではできないことです。

ただし、人間も並行処理のプロセスを意識化(言語化)することは難しいです。

なぜならば、言語は直線的な処理しかできないからです。

無意識下で処理したことを、いかにうまく表現するかもポイントです。

AIと対立するのではなく、新たなツールとして使いこなす思考が、今後ますます求められると思います。

【本日の質問】
あなたは、AIとうまくつきあっていますか?

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