経営コラム


通しで一回やらせてみる

ある手続きを自分でやってみました。

始めたばかりのときは良く分からないことも、一度やってみると分かるようになります。

特に、どこにチェックポイントがあって、どのように対処しなければいけないかが明確になると、道が一気に拓けます。

不慣れな人が苦労するのは、そもそもどこがチェックポイントなのか分からないからです。

少しずつ手探りで進むと、壁にぶつかってしまいます。

その壁を乗り越えて進むと、また壁にぶつかるを繰り返すと、モチベーションは低下してしまいます。

この状況を回避するには、チェックポイントについて事前に伝えることが有効です。

このとき大切なのは、全体を示しながら、個々のチェックポイントを教えることです。

立体迷路をイメージしてください。

指導する側は、全体が分かっているので、どこに何があるか理解しています。

迷路を上から眺めているように状況です。

一方、不慣れな人は、立体迷路の中にいるので、壁しか見えていません。

この視点の違いが、意思疎通のすれ違いになります。

そこで、まずは一緒に通してやってみるのも一手です。

細かいミスなどはフォローしつつ、その先に何があるのかを経験させます。

そのうえで、全体像を示しながら、個々のポイントを説明すると理解しやすくなります。

そうすると、前後関係も分かるので、理解度が深まります。

【本日の質問】
あなたの会社では、どのように指導を行っていますか?

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