経営コラム


感情的な伝え方と論理的な伝え方

近年、さまざまな意見がSNSなどで飛び交っています。

内容の是非とは別に、気になる意見もあれば、そうでない意見もあります。

その違いのひとつに、伝え方があると考えています。

 

感情的な伝え方は、強い力があります。

そこに触れた人の感情も揺さぶり、相手を動かすことができます。

ただし、その反応は必ずしも共感とは限りません。

コミュニティメンバーのような同じ価値観をもつ人たちからは共感を得やすいですが、別な価値観をもつ人たちからは反感を買ってしまうこともあります。

また、感情的な伝え方は、伝達距離が短いです。

関係性の低い人には、なぜそのような訴えをしているのかが伝わらず、共感を得られないこともあります。

感情的な伝え方は、近距離の親しい人たちには有効です。

 

論理的な伝え方は、遠くまで届きます。

社会的に認められた方法に基づけば、コミュニティを超えて共有することができます。

ただし、コミュニティによっては独自ルールや解釈が存在することもあります。

また、内容が共有されても、相手を動かす力は強くありません。

受け手が内容を理解した上で、その人の判断に委ねなければならないからです。

論理的に伝えるためには、客観的に事象を検討したい、事実の裏付けを行ったりする必要があります。

このプロセスが上手くいかないと、発信できないこともあります。

論理的な伝え方は、不特定多数の人たちに届けるのに向いています。

 

届けたい相手と内容に合わせて、伝え方も変えていくことが大切です。

 

【本日の質問】
あなたは、どのような伝え方をしていますか?

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