2022年もっとも共感した一冊は、「該当なし」です。
選定基準は、内容に共感することはもちろん、新たな発見があったり、自分の中で言語化できていなかったことが表現されていたりと、驚きがあることです。
近年、後者の驚きがあることが少なくなってしまいました。
そのような中、なんとか一冊選んでいたのですが、どうもしっくりことないので、今回から「該当なし」を設定することにしました。
前置きが長くなりましたが、次点の書籍をご紹介します。
トム・ニクソン著 『すべては1人から始まる』
(本文からの抜粋)
・ソースたる人は、まだ存在しない未来を思い描き、それを実現させる人間のすばらしい力(創造力)を発揮する。
・ひとつのイニシアチブでは、一人のソースしか存在しない。
・成功する進化型組織のほとんどは、役職によるヒエラルキーではなくても、ソース原理でいうクリエイティブ・ヒエラルキーのような力関係や構造が存在している。
・サブイニシアチブが全体のビジョンからはみ出していると問題が生じる。
(私見)
これらは、私が組織運営をするときに心がけていることでもあります。
高いパフォーマンスを発揮しているプロジェクトは、中心となる人物がしっかりと機能していて、メンバーのベクトルがあい、健全な相互作用を生み出しています。
ガイア・ヴィンス著 『進化を超える進化』
(本文からの抜粋)
・人間は道具によって身体能力を拡張し、問題解決に必要な認知的コストは集団の知性に委託してきた。
・人間が問題解決を集団脳に頼ることができるのは、巧みな模倣のメカニズムが進化を支えているからだ。
・意思決定は、生物的特性と社会的環境の影響を受ける。
・人間は自分の知らないことがあることも、他の人が自分と異なる考えを持っていることも知っているが、自分は合理的で、自分と異なる人は非合理的だと考えがちだ。
そうではなく、他者も自分と同じように考えているが、目的、背景にある信念、優先順位などが異なると考えるべきであろう。
(私見)
これらは、近年私がベースとしている考え方です。
一人の人間の力には限界があるので、できないことは周囲の力を借りています。
また、4点目はコロナ禍において、顕著になった問題と考えています。
その点については、コロナが終焉してから、改めて検証したいと思います。
【本日の質問】
あなたの今年の一冊は、なんでしたか?
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