経営コラム


認知能力と非認知能力

認知能力よりも、非認知能力の方が重要であると言われて久しいです。

 

認知能力とは、IQなどテストで測ることのできる能力です。

言語、数学、論理、知識などが該当します。

非認知能力とは、既存の知能テストでは測ることのできない能力です。

意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力などが該当します。

 

私個人の考えとしては、一般的に高給とされている職務は、認知能力を必要とされる職務です。

仕事に貴賎はありませんが、給与に差があることは確かです。

海外でIT教育が進んでいるのも、IT能力を身につければ、より高給の仕事に就くことができるからです。

文芸で稼ぐことができるのは、それなりに裕福な社会に限られます。

 

一方で、何かを成し遂げた人は、非認知能力が高いことも確かです。

それは、認知能力と非認知能力のどちらが優秀かということではなく、補完する関係にあるからです。

RPGに例えれば、認知能力は装備品です。

より良い装備品は、特殊効果などゲームを有利に進めることができます。

一方の非認知能力は、基本ステータスです。

どんなに良い装備を揃えても、基本ステータスが低ければ、戦闘に勝つことはできません。

場合によっては、基本ステータスが低いと、高レベルの装備品を扱うことすらできません。

認知能力を使いこなすのに、非認知能力が必要です。

 

人の能力は十人十色です。

認知能力と非認知能力をバランス良く育てることが重要です。

 

【本日の質問】
あなたの会社では、認知能力と非認知能力をバランス良く育てていますか?

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