経営コラム


緊急事態宣言考察

東京は明日から3度目の緊急事態宣言ですね。
2度目が延長された時点で、政治はデータやエビデンスではなく、世論で動くと諦めたのですが、一度思っていることをまとめておきます。

【緊急事態宣言の効果】
緊急事態宣言は、ピークカットとしては意味があると考えています。
変異株が増加している中で、早めに対応したという点では理解ができます。
しかし、冬場違い重症者の割合は多くありません。
もう少しwithコロナで回せる社会体制を築けないでしょうか。

【休業要請】
クラスターの起きやすい業種をピンポイントで狙い撃ちするのかと思ったら、なんだか的外れな対象指定ですね。
人流を抑えるよりも、飛沫と接触を抑えてもらいたいです。
人と人がすれ違うだけでは、感染しません。
美術館などは、感染リスクはかなり低いと思います。

【休業補償】
財源どうするのでしょうか?
個人的には、数パーセントの増税は覚悟しています。
みんなで、経済より命を選択したので仕方ありません。
MMT理論などもありますが、それなら10万円の給付金などとケチくさいことは言わずに、毎月100万円ほどいただいきたいものです。

【オリパラ開催】
オリパラ開催と結びつけている意見もあります。
そのような意見の方は、オリパラが中止であれば、現時点での緊急事態宣言は不要と考えているのでしょうか?
なんのために緊急事態宣言が必要なのか、ますます論点が不明です。

【今後の対応(経営)】
2度目の緊急事態宣言延長がされるまでは、夏以降は国内需要は回復してくるのではと期待していました。
しかし、世論でなびくとなると、先が読めません。
クライアントさんには、あと一年この状況が続くものとして、乗り切る方策を検討しています。
甘い見通しでがっかりするよりも、堅実的に考えて乗り切りたいと思います。
このような状況でも、チャンスはいくらでもあります。
ただし、チャンスは変化が早く、小さなことも多いです。
迅速に対応して、小さいものでも積み重ねて、利益を確保していかなければなりません。

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