経営コラム


意識改革も行う

経営革新やカイゼン活動などを行うときには、制度(ハード)を導入しただけでは上手くいきません。

全員の意識改革も行い、新たな取り組みを受け入れ、実行できるようにしなければなりません。

そうしなければ、仏を作って魂入れずになってしまいます。

 

例えば、すっかり形骸化してしまったプレミアムフライデーですが、制度としては悪くないと思います。

ただ、導入当初から、月末の金曜日に休むのは無理という空気が圧倒的でした。

この空気感を変えない限り、新たな取り組みは成功しません。

せっかく金曜日の午後から休めるのだから、近場に旅行に行こう。

金曜日の午後は休めるように、月末は木曜日を締切にしよう。

こうした意識改革を行わない限り、誰も休みを取ろうとしません。

 

相手の意識改革を行うためには、熱く語りかけることと、背中を見せることが必要です。

トップが本気であると思わなければ、下の人はついてきません。

トップの本気度は、その言動から見抜かれます。

借りてきた言葉は、人の心を動かしません。

素晴らしいことを言っても、行動が伴わなければ、聞き流されてしまいます。

 

まずはトップが本気になり、全員の意識改革を行わない限り、経営革新は成し遂げられません。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、制度の導入時に意識改革も行っていますか?

 

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