経営コラム


面倒くさいことをしないと儲からない

中小企業はコストが低いと思われていますが、そうではありません。

たしかに、平均給与は低いかもしれません。

しかし、製造コストトータルで見ると、設備投資力があり、規模の経済が働く大企業には敵いません。

結果として、中小企業の商品の方が価格が高くなります。

このような状況で、中小企業が大企業に勝つためには、知恵を絞り、面倒くさいことをするしかありません。

いわば、ゲリラ戦を仕掛けて、必要な市場を勝ち取ります。

 

大企業には、規模の経済が必要なため、大きな市場を取りに行きます。

そこで、拾いきれない市場は、効率性が悪いところです。

その効率性の悪いところで、面倒くさいことを一生懸命やることで、勝機が見えてきます。

 

面倒くさいことをやるというのは、ただ汗を流すということではありません。

一手間加えることで、おおきな付加価値を生み、差別化するということです。

この発想がないと、一生懸命努力しているのに、報われないことになります。

 

ゲリラ戦で顧客に接近して、顧客のかゆいところに手が届けば、ファンを増やすことができます。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、面倒くさいことをしていますか?

 

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