経営コラム


指示のフォローを明確にする

ビジネスにおいて指示されたことは、実行されなければ意味がありません。

指示を受けた人が、やってもやらなくても変わらないと思ってしまっては、実行されません。

指示を実行に移すためには、その後のフォローが必要です。

 

指示のフォローができないのには、2つ理由があります。

一つは、指示をした側が、多忙などを理由にフォローをしないことです。

指示のフォローがなければ、受けた側は、「また一時の思いつきだろう」と判断します。

口頭で進捗状況を確認するなど、指示した側も気にかけていることを伝えなければなりません。

 

もうひとつは、指示を実行したかどうかの判断基準があいまいなことです。

指示を実行したのかどうか、判断できないのであれば、フォローのしようがありません。

このような状況を防ぐには、判断基準を明確にすることです。

理想的なのは、数値で基準を作ることです。

そうすれば、誰でも明確に判断することができます。

ただし、数値化することが難しかったり、手間がかかったりする場合があります。

その際には、できるだけ具体的に基準を作ります。

例えば、在庫を圧縮する場合、売上の1ヶ月以内の在庫を持つというのは、とても明確です。

しかし、今ある在庫が売上の何ヶ月分かを計算するには、在庫金額を把握しなければなりません。

システム化されていれば可能ですが、そこまでする程でないこともあります。

その場合には、倉庫に枠を設けて、その枠以内に収まる在庫量とすることもできます。

これならば、簡単に判断基準を作成して、誰でも一目で判断することができます。

 

指示する側がきちんとフォローする体制を作らなければ、指示がきちんと実行されるようにはなりません。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、指示のフォローが明確にされていますか?

 

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