経営コラム


カードを切っていく

経営は、決断の連続です。

数ある選択肢の中から、最良と思われる一手を打っていきます。

どのカードを切るのかは、まさに経営者の腕の見せどころです。

 

一方、カードを手元から手放さない人もいます。

手元のカードは、希望です。

多くのカードを持っていると、まだまだ可能性があるように感じます。

しかし、カードは実際に切らなければ、効果を発揮しません。

それも、適切なタイミングで切る必要があります。

大事に持っているうちに、タイミングを逃して、カードの効力がなくなってしまうかもしれません。

 

また、人は選択肢が多いと悩むものです。

カードが多過ぎると、どれを切ってよいのか分かりません。

分からないときは、影響の小さなカードを切ってみます。

カードを切ることで、相手の反応が分かります。

また、手持ちのカードが限られてくると、やるべきことが見えやすくなります。

限られた条件の中で解決策を考えたほうが、イノベーションは起こしやすくなります。

 

カードは大切にしまい込むのではなく、積極的に切っていくことが大切です。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、カードを積極的に切っていますか?

 

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