第68回NAS(中野区職員勉強会)の講師をしました。
今回は、「マーケティングのきほんのき 中野ファンを増やせ!」というタイトルで、マーケティングの根本的な考え方について、お話しました。
行政においても、シティプロモーションなどマーケティングの需要が高まっています。
様々なマーケティング手法がありますが、根本的な考え方を身につけていないと、手法を使いこなすことができません。
そこで、STPや4Pといった用語は極力使わず、ワークショップを通じて実際に体感していただくようにしました。
前半の講義では、価値観の多様化、この指とまれマーケティング、提供価値などのキーワードを解説しました。
45分間と駆け足での説明でしたが、みなさんポイントはしっかりと理解してくださったようです。
ワークショップでは、中野の価値を考えて、それをキャッチコピーにまとめました。
最初はやり方が分からず、戸惑っている感じもありました。
しかし、セッションを進めていくに従って、グループ内での議論も活発になっていきました。
そして、次のようなキャッチコピーが生まれました。
①チャレンジできる街中野
②あの頃が味わえる博物館
③ちょっと待って!そのお店中野クオリティですか?
④こだわりのカオス中野
どのキャッチコピーも中野の特徴をよく表していました。
しかし、実際にはこうした良さを全面に押し出せず、万人受けするような無難な訴求になっています。
ここが、不特定多数を相手にする行政の難しいところだと思います。
それぞれの良さを活かしながら、適切なターゲットに訴求を行う差別的マーケティングの実施が、今後の課題になります。
【本日の質問】
あなたの会社では、自社の価値を全面に押し出していますか?
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