経営コラム


課題が見つからない原因

提案制度を導入しても、なかなか提案が出てこないことがあります。

風通しの良くない組織であれば、制度だけ導入してもみなさん尻込みすることがあります。

一方、風通しの良い組織でも、提案が出ないことがあります。

これは、従業員の方が、自分で課題を発見できないために起こります。

課題とは、現状とあるべき姿のギャップですので、この2つを正しく認識できていないと課題は見つかりません。

現状とあるべき姿が把握できないのには、本人と組織の両方に問題があります。

 

現状把握ができていないのは、本人の問題と思われがちです。

ただ漠然と仕事をしていたのでは、現状は分かりません。

自分なりに目的意識を持って、管理する必要があります。

また、組織として管理の仕組みができていないと、本人にやる気が会っても現状を把握することはできません。

適切な管理の仕組みが必要です。

 

あるべき姿がないのは、本人の向上心がないせいと思われがちです。

しかし、組織として進むべき方向性が示されていないと、個人の目標も立てられません。

各々が独自に目標を持つのも良いですが、組織のベクトルが合わないと、非効率になってしまいます。

組織としてあるべき姿を全員で共有することが必要です。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、全従業員が適切に課題を出すことができますか?

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