経営コラム


教科書的の問題点

ビジネスで教科書的という表現は、しばしば悪い意味で用いられます。

教科書は原理原則が書かれた参考にすべきものです。

それでも、それだけでは足りないときに教科書的と言われます。

 

ビジネスは、不確定なことが多数あります。

理論通りに条件や情報が揃わないことがあります。

その点を無視して、理論優先で進めてしまうと、実践が伴いません。

机上論と同じような意味合いで、教科書的と言われます。

 

また、教科書に載るものは、過去において証明をされたものです。

そのため、現在の最先端の理論ではないこともあります。

現在の最先端の取り組みは、理論として十分に実証されていないことがあります。

そうすると、教科書には載りません。

時代遅れのやり方という意味でも、教科書的と言われます。

 

いずれの場合も、理論先行ではなく、現実に則して自分の頭で考えることが必要です。

教科書片手に、自分で考えなければ、本当の実力はつきません。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、教科書的になっていませんか?

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