経営コラム


目に見えない経営資産を育む

企業の差別的優位性は目に見えないことが多いです。

ノウハウなどは、知的経営資産などとも呼ばれます。

ノウハウのほかにも、組織風土なども目に見えない組織風土です。

率直なコミュニケーションや、責任権限の明確化なども、企業の競争力を高めます。

これらは、お金で買うことができません。

時間をかけて、自分たちで育むしかありません。

 

目に見えない経営資産を育てる第一歩は、あるべき姿を共有することです。

経営理念で価値観を共有し、ビジョンで進むべき方向性を共有します。

ミッションは、何のために仕事をするのかという意義を与えてくれます。

こうしたベクトル合わせができていないと、目に見えない経営資産は育ちません。

 

そして、あるべき姿にとって正しい行動は、積極的に褒めて共有します。

目に見えないということは、自社内にいる人にも分かりづらいということです。

行動という目に見える形のものを共有することで、あるべき姿の理解を深めていきます。

 

時間をかけて育むものだからこそ、他社から模倣されにくい差別的優位性になります。

ブレることなく着実に歩みを進めて、目に見えない経営資産を育てなければなりません。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、目に見えない経営資産を育てていますか?

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