売上総利益率を改善させる方法のひとつに、ロスを減らすことがあります。
ロスには、値引きロスと廃棄ロスの2種類があります。
値引きロスは、通常のプロパー価格から値引きを行うことで発生します。
値引きの理由は、訳ありであったり、売れ残りであったりと様々です。
最終的に売れ残ってしまうと、そのまま廃棄することになります。
これが、廃棄ロスです。
この2つのロスを減らすには、プロパー価格で売り切らなければなりません。
プロパー価格で売り切るためには、価値訴求が不可欠です。
その商品の価値を最大限に消費者に伝えることで、価格以上の魅力を感じてもらう必要があります。
たしかに、価格を下げれば、売れやすくなります。
これに慣れてしまうと、売る努力をせずに、価格を下げれば良いという悪循環に陥ります。
価格を下げても売れなければ仕方がないという諦めの状態になってしまうと、もう元には戻れません。
下り坂を転がり続けるのみです。
値引き販売という麻薬を断ち切って、プロパー価格で売り切る力をつけることが重要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、プロパー価格で売り切っていますか?