経営コラム


責任を果たす

相手に迷惑をかけないためには、自己責任を取ることも必要です。

自己責任は、便利な言葉です。

この一言で、相手に有無を言わさず責任を追求できます。

これは、誤った考え方です。

自己責任とは、他者ではなく自分自身に求めるものです。

自分が責任も取れないのに、安易に相手に求めてはいけません。

 

責任を取るということは、最後まで関わるということです。

辞職をしても、責任を取ることにはなりません。

結果が出るまで、何らかの形でチームに貢献しなければなりません。

自分の力が及ばなければ、他の人に変わってもらうこともあります。

それでおしまいでは、ありません。

それまでの経緯を説明する責任があります。

メインでなくとも、自分にできることをします。

ときには、完全に身を引くことが、チームにとって最大の貢献となることもあります。

そのときには、黙って任せるのも、立派な関わり方です。

最後まで自分の都合を通して、逃げ続けるのは、格好悪い最後です。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、全員が最後まで責任を果たしていますか?

アーカイブ