経営コラム


答えに導く

私の支援スタイルは、クライアントと一緒に考えるやり方です。

一緒に頭をひねって、知恵を出して、答えを見つけます。

その方が納得感があり、実行力が上がるからです。

このやり方は、組織内での人材教育でも活用できます。

 

一緒に考えるというのは、答えに導くということでもあります。

専門家は、その分野で豊富な知識や経験を持っていますので、他の人よりも早く答えにたどり着きます。

みんなで意見交換をしていても、先に閃きが起こります。

ここで、答えを言ってしまうのは簡単なことです。

しかし、それを繰り返すと、他の人が自分で考えるのを辞めてしまいます。

一生懸命考えても、相手にかなわないと思えば、最初から勝負せずに、相手に依存してしまいます。

これでは、相手の成長や主体性を奪ってしまいます。

 

答えが見つかったら、どうすれば全員でそこにたどり着けるかを考えます。

そして、上手くナビゲーションしていきます。

議論を進めるうちに、さらに良いアイデアが出るかもしれません。

その都度、方向修正をしていきます。

自分の答えが絶対とするのではなく、常に良い物へと進化させていきます。

安易に答えを与えるのではなく、上手く導きながら考えることで、考える組織が育成されます。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、上手く答えに導いていますか?

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