経営コラム


止める勇気

先日、新しいビジネスバッグを探して、ネット検索をしていました。
市価の1/3の価格で販売しているサイトをみつけました。
しかし、サイトの作りが雑なことと、価格が安すぎることから不安を覚えました。
購入前に問い合わせをしたところ、回答もおかしな点が目立ちました。
価格は魅力的でしたが、リスクを考えて止めることにしました。

人は、目先の利益には弱いものです。
特に視野が狭くなっていると、簡単に落とし穴にはまってしまいます。
そうならないためには、違和感を覚えたら、止める勇気を持つことです。

ビジネスにおいては、止めることを簡単にする仕組みも必要です。
止めるハードルを下げることで、少しの勇気でも実行を可能にします。
トヨタのアンドンが良い例です。
不良が起こった時点で、全工程を止めることができます。
ノルマ等にとらわれて、異常を放置していると、完成品を回収しなければなりません。
その際のコストは多額になります。
目先の誘惑を断ち切ることで、中長期的な利益を確保することができます。

【本日の質問】
あなたの会社では、止める仕組みがありますか?


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