経営コラム


組織の力学と外圧

組織には、様々な力関係が存在します。
それぞれの利害関係をにらみながら、ベクトルが複雑に交差しています。
通常は、一定方向に動いていても、外圧がかかると、その力関係が強調されます。
外圧とは、経営環境の変化などです。

通常から保守的な組織の場合、外圧がかかると、より保守性が高まります。
これまでのやり方に固執をして、新しいことを拒絶します。
それにより、組織の結びつきが強くなります。
これまでのやり方が通用する場合には、組織力が高まって、難局を乗り切れるかもしれません。
しかし、これまでのやり方が通用しない場合には、衰退していきます。

それよりも危険なのが、惰性で動いている組織です。
自らの既得権益しか考えていない組織の場合、外圧がかかるとその場で止まってしまいます。
身動きが取れないまま、組織は崩壊します。

通常から新しいことに挑戦する組織が、外圧に最も上手く対応できます。
受けた外圧によって、組織の形やベクトルが変わっても、すぐに体制を整えることができます。
日頃から、遊びや挑戦する風土を形成することが大切です。

【本日の質問】
あなたの組織では、どのような力学が働いていますか?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

アーカイブ