経営理念とは、企業の方向性を示すものです。
現場においては、判断基準となります。
どのような企業でありたいかが明確でなければ、組織は迷走します。
経営理念を作っていても、お題目になってしまっている企業もあります。
これでは、せっかくの経営理念も役に立ちません。
お題目になってしまった経営理念は、咀嚼をして全従業員に浸透させる必要があります。
経営理念を咀嚼するとは、現場に合わせて解釈をし直すということです。
例えば、「おもてなし経営」を掲げている企業があるとします。
この「おもてなし」とはどういうことでしょうか。
営業部門であれば、顧客とのかかわり方になります。
どのように顧客とかかわれば、「おもてなし」になるのでしょうか。
そこを議論していく中で、お題目となっていた経営理念が現場で活かされる形になります。
お題目の経営理念は、利益に貢献しません。
経営理念を咀嚼して、全従業員に浸透させて行動指針とすることが大切です。
【本日の質問】
あなたの会社では、経営理念を咀嚼していますか?