ものが売れない時代は、買い手優位と言われます。
しかし、ものが売れない時代こそ、購買力が試されます。
コストパフォーマンスの高い商品を供給するためには、原材料仕入から改善していかなければなりません。
賢い買い手が必要です。
賢い買い手というのは、買い叩いて価格を下げられる人ではありません。
自社製品にとって最適なものを安定的に仕入れることができる人です。
多少高くても、高品質の原材料を使用したほうが歩留まりが良くなれば、トータルコストは下がります。
また、素材の良さを打ち出すことができれば、差別化要因になり得ます。
近視眼的に判断するのではなく、全工程を通じた判断が必要です。
安定的な仕入を実現するためには、サプライヤーとの信頼関係が必要です。
常に価格だけ見ているような態度では、信頼関係は築けません。
お互いにパートナーとして、相談し合えるような関係が理想です。
安く買い叩くのが得意な人ではなく、全体最適を図れる賢い買い手が必要です。
【本日の質問】
あなたの会社には、賢い買い手がいますか?