会議は、議論をして決める場所です。
しかし、ただの報告会になってしまっていたり、お互いに非難をしあう場になってしまったりします。
日頃のコミュニケーションは問題なくても、建設的な議論を行うというのは、苦手な組織も多いようです。
建設的な議論を行うためには、お互いの相違点を明らかにする必要があります。
相違点を解決する方法が課題となり、その解決法を全員で考えなければなりません。
意見が異なることと、好き嫌いは別な問題です。
意見を否定することで、相手に嫌われることを懸念する人がいますが、議論の内容と個人の感情は分けて考えるべきです。
また、議論とディベートは違います。
相手を攻撃して、打ち負かしても意味がありません。
相違点を明確にするのは、あくまでスタートラインの設定です。
相違点を解決する方法は、2つあります。
一つは、お互いに納得のいく妥協点を探ることです。
このとき、なぁなぁの妥協ではなく、共通の目的を叶えるための方法を選択しなければなりません。
もう一つは、どちらの問題も解決するような方法を見つけることです。
弁証法の止揚の考え方です。
このような解決法を見つけるには、お互いの立場を超えて、共通目的から逆算で考えなければなりません。
【本日の質問】
あなたの組織では、建設的な議論が行われていますか?