経営コラム


一度たくあんになった脳は、二度と大根には戻らない

『ギャンブル依存国家日本』を読んでいたら、以下の表現が出てきました。
「一度たくあんになった脳は、二度と大根には戻らない」
これは、ギャンブル依存症になって、思考回路が変わってしまった状態を表したものです。
なかなか、言い得て妙だと思います。

たくあんと大根は、元は同じものですが、見た目も味も異なります。
長い時間をかけて、少しずつ組成が変化していきます。
変化した後と前では、もはや別のものです。
そして、もう元には戻れません。

これは、ギャンブル依存に限りません。
ビジネスにおいても、知らず知らずのうちに、組織の色に染まっていることは良くあります。
ただし、ビジネスの場合は、たくあんになることが、必ずしも悪いわけではありません。
素晴らしい経営理念の元、良い組織風土ができあがった会社は、良い会社です。
お互いに信じあうことができないような組織風土に浸かってしまうと、組織力は発揮されません。
手塩にかけてじっくりと漬かった本物のたくあんか、添加物いっぱいの浸けものたくあんかの違いです。

どうせ漬かるのであれば、しっかりと本仕込みのたくあんになりたいものです。

【本日の質問】
あなたの会社は、どのように漬かっていますか?


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