菅付雅信著『中身化する社会』を読みました。
これから、社会や価値観がどのように変わっていくかについて、書かれています。
私個人としても、本書で書かれている流れは既に起こっていると思います。
今後、この流れがキャズムを超えるかどうかは、私には分かりません。
ただ、そうなって欲しいとは願っています。
共感したポイントを私見も交えて、ご紹介します。
・快適=本質的だからこそ心地よい
・ディスカウント至上主義の使い捨てのサイクルを突破する一つのやり方は、
目を覚まし、品質を求めるようにし、そして、よく仕立てられて長持ちする、意味のある商品を買うこと
エコ、ロハス、エシカルと様々に言葉を変えながら続いてきている価値観の行き着く先だと思います。
見せかけやフェイクではなく、本物が選ばれていく時代になってほしいものです。
・外見の第一印象は重要ではない。ネットの検索結果が、第一印象を与えている。
・いろんなことが見えてしまっていることを前提に、僕らは生きていかなければならない。
メディアリテラシーの重要性が言われています。
これまでは、読む(情報収集)において、重要性が言われていました。
今後は、書く(情報発信)も重要になっていくと思います。
・ラグジュアリーブランドの魔法が解けて、消費者が醒めてしまった。
・広告のイメージがネットで検証される社会において、本質的な言葉はより重みを増す。
人々が、本質を重視して選択するようになると、安易なイメージ戦略(誘導)は行えなくなります。
自分の意見や価値観をしっかりと打ち出して、共感できる仲間を作っていくことが大切になると思います。
【本日の質問】
あなたは、今後社会がどのように変わっていくと思いますか?