経営コラム


グレーゾーンでの戦い

ある日突然、業界の常識を覆すようなイノベーションが起こります。
そうなると、これまでのノウハウは通用せず、自社商品が売れなくなる可能性が高いです。
ここまで劇的な変化でなくとも、業界慣習を破った方法で、競合が勝負を仕掛けてくることがあります。
法律を犯していれば、訴訟に持ち込むこともできますが、業界慣習の場合には、法的には問題なく、グレーゾーンとなることが多いです。
真面目に商売をしている方としては、なんとも許せないことですが、天の裁きを待っている余裕はありません。
早急に対応しなければ、自社の顧客を奪われてしまいます。

自分たちもグレーゾーンに踏み込む必要はありません。
ルールを守りながら、顧客との関係を強化するなど、手を打っていきます。
ずるいずるいと言っているだけでは、何の役にも立ちません。
状況が変わったことを認識して、適切な対応をします。
ルールに穴があったのならば、それを認めなければなりません。

業界ルールは、自分たちが共存していくためにできたものがほとんどです。
このままでは全員共倒れというときに、相手が必死になってくる可能性があります。
そのときに、どのような対応をするかは、経営者として真価が問われます。

【本日の質問】
あなたの会社では、グレーゾーンでの戦いにどのように挑みますか?


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