たまにいただく相談の一つに、「この商品は売れますか?」というものがあります。
商品の特徴や開発に対する思いをひと通り伺って、判断を迫られます。
私の答は、「分かりません」です。
商品が売れるためには、顧客にとって価値がなければいけません。
その価値を顧客に適切に伝える活動が必要です。
価値が伝わったとしても、競合商品の中から選ばれなければなりません。
これらの状況が判断できないまま、無責任な回答はできません。
よって、答は「分かりません」となります。
判断をするためには、適切な情報が必要です。
例えば、営業戦略を練るには、過去の販売データや営業活動などの記録が必要です。
このようなデータは、日頃の業務の中で、蓄積しなければなりません。
適切な判断材料が揃っていないと、いざという時に困ってしまいます。
管理のための管理は無意味ですが、多少手間をかけてでも判断材料を揃えておく仕組みは必要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、判断材料を揃えておく仕組みがありますか?