事業再生や経営革新など大きな転換期には、組織風土改革を迫られることがあります。
組織風土とは、その中で働く人の価値観や関係性の塊です。
理念や規則よりも、組織を束縛することがあります。
そのため、大きな変化を起こす際には、組織風土改革を行う必要があります。
組織風土改革を行うことができるのは、トップだけです。
トップがどれだけ本気になれるかが分かれ目です。
ボトムアップで始めたとしても、トップに火が着かなければ、組織風土は変わりません。
トップが自ら新しい価値観を示し、行動でその価値観を肯定することで、組織風土は変わっていきます。
例えば、挑戦する組織風土にしたいのであれば、新しい取り組みを積極的に支持し、反対派を抑えるといった行動が必要です。
また、組織風土改革に先行して、制度の見直しも必要です。
自分が不利になると思えば、人は動きません。
例えば、挑戦する組織風土にしたいのであれば、人事評価を減点方式から加点方式に変える必要があります。
定時帰宅を目指すのであれば、業務量を減らす必要があります。
組織風土改革には、大きな抵抗が生じます。
その抵抗に負けないエネルギーが必要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、組織風土改革ができますか?